【メンバーインタビュー】no.2 酒井智朗 / 石井棒高跳クラブ
こんにちは!
石川県の「石井棒高跳クラブ」で選手兼コーチ、そしてSNSの発信をしている酒井智朗です。
NPO法人ボウタカでは現在、ボウタカゼミのお手伝い等をさせていただいています。
まだまだ、自分がどのような形で貢献できるか模索中ですが、できることをしていきたいと思っています。
メンバー紹介ということで、私と棒高跳について少しお話させていただきます。
私と棒高跳のこれまで
私は中学1年生の時に棒高跳に出会いました。
顧問の先生が棒高跳選手だった縁から競技を始め、その魅力にドハマりしていきます。
石川県は、棒高跳の競技者人口が少なく、大会への出場=入賞する程の競技者数というのが現状です。
おかげで県大会で優勝を経験したり、インターハイにも出場することができ、棒高跳に対して有能感・肯定感がとても高かったように思います。
富山大学進学後も、金沢大学大学院進学後も競技をやめることは考えたこともありませんでした。
棒を使って高く跳ぶことが最高に楽しく、陸上競技にどっぷりと浸かった生活をしていました。
現在、私は「石井棒高跳クラブ」というクラブチームで活動をしています。
このクラブは、石井勇次先生が定年退職後に設立した棒高跳専門のクラブチームです。
小学生から社会人まで県内のほとんどの棒高跳選手が、週に3、4回あるクラブ練習に参加し、活動しています。
私も大学院生の頃から参加し始め、充実した仲間や練習環境に恵まれて、5m20まで記録を伸ばすことができました。
ここまで記録を伸ばせたのはこのチームのおかげです。
振り返ると本当に運が良く、これまで競技を通して多くの人に出会い、成長することができました。
石川県や北陸という小さな”井の中の蛙”のような競技人生でしたが、そのおかげで楽しく記録を伸ばすことができ、棒高跳を好きなままでいれたと考えています。
大好きな棒高跳ですが、社会人となり、色々な人や情報に触れていく中で、私の考え方に変化が生まれ始めました。
私の中に生まれた想い
・棒高跳への関心を高めたり、競技人口を増やすにはどうしたらいいんだろう?
・もっと棒高跳の跳躍動画や練習動画が増えてほしい
・棒高跳で良い記録・結果を残しても、世の中には認知してもらえないな
・ずっと高く跳ぶことを目指していたけど、陸上界の外では4m00も5m00も価値は一緒だな
何となく漠然とした様々な想いが溜まっていきました。そんな想いはさらにより具体的に変化していきました。
私の中に生まれた更なる想い
・棒高跳を見たことない人に、興味を持ってほしい!
・棒高跳のための練習方法をもっと知りたい、共有したい!
・様々な選手(3m00〜5m00あたり)の跳躍動画も広がってほしい!
・石井先生のご尽力で成り立っている石井棒高跳クラブの取り組みを広めたい!
そこで、まずは
「クラブの情報配信をしてみよう!」
という考えに至り、2019年からSNS発信を始めました。
配信を始めてから3年が経ち、個人としてもクラブとしても様々な変化があったように思います。
・県外でもクラブ名が通じるようになり、様々な繋がりができたこと
・アカウントを通して、興味を持ち練習に参加してくれた選手がいたこと
・昔選手だった方が現役復帰するなど社会人競技人口が増えたこと
・石川県ボウタカ会が開催できたこと
横のつながり、縦のつながりがどんどん増えてきました。
まだまだ小さな変化ですが、私にできることを少しずつ取り組んでいこうと思っています。
その中の一つの縁でNPOボウタカにも誘ってもらえました。
本当にありがとうございます。
私と棒高跳のこれから
最近は競技スポーツよりも生涯スポーツとしての在り方が求められてきていると感じています。棒高跳についても同じだと思います。
・棒高跳がもっと日常に溶け込んだスポーツに
・競技場という閉鎖された空間ではなく、みんなが見える公園でできたり、道路の横でできるスポーツに
・ゴルフやボーリングやボルダリングのように初めてでも挑戦しやすいスポーツに
・記録への挑戦だけでなく、棒高跳の浮遊感やバーを超える達成感を味わうスポーツに
・ふらっと来て楽しめるスポーツに
・昔やってた人が何10年ぶりにやってみようかなって気軽にできるスポーツに
棒高跳だけがスポーツの全てではないですし、押し付けるようなことは間違っていると思いますが、興味をもっている選手が楽しく長く続けられる世の中になれば良いなって考えています。
NPO法人ボウタカを通して、「もっと身近な棒高跳」に1歩でも近づけたらなと考えています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ぜひ、石井棒高跳クラブへも遊びに来てください!
酒井智朗
【石井棒高跳クラブ】
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