筋肉の種類を知る!
みなさんこんにちは、陸の孤島・つくばから川間がお届けしています。
これまでハムストリングスや肉離れについて記事を書いてきましたが…
「マニアックすぎてよくわからへんわ!!」という声が全国から聞こえています。
そこで今回は、筋肉やトレーニングの基礎的なお話をしていきたいと思います。
ずばり、今回のテーマは「筋肉の種類を知る!」です。
1⃣ 筋肉には3種類ある
まず「筋肉」という言葉を聞いて何をイメージしますか?
力こぶ、ボディビルダー、大胸筋、薄筋(これはかなりの通)…
おそらく、下の図のようなイメージを持った方もいるのではないでしょうか?
しかし、ヒトの体の中には様々な種類の筋肉が存在し、骨格筋・心筋・平滑筋という3種類に大別されます。以下にそれぞれの特徴を示します。
➀骨格筋
骨格筋は、骨と骨をまたいで付着していることから、ヒトの筋肉の中で唯一関節の回転運動に関与できます。つまり身体を動かすことに関係しています!
また、自らの意思で動かせるという特徴も有しています。
ヒトの動作は関節の回転運動の連続だと言われています。
例えば、肘を曲げる動作は筋肉が収縮して肘関節が回転することで可能になっています。歩くのも走るのも、ボールを蹴るのも文字を書くのも…
すべてが関節運動です。
一方、筋肉が骨と骨をまたいでいなかったらどうでしょうか?
どれだけ筋肉が強く収縮しても関節は動きませんよね?
つまり、骨格筋はヒトの身体の中で関節を回転させる唯一の働きを持ち、日常動作からスポーツ動作に大きく貢献しているのです!
そのため、骨格筋を鍛えると関節の回転する力が大きくなり、回転する速度が速くなる…
要は、速く走れたり高く跳べたりするわけです。
②心筋
心筋は、心臓にある筋肉で、心臓の中の各部屋の壁を作っています。心筋は自らの意思で動かしたり、止めたりできません。また、心筋は非常に疲れにくいため、一生の間動き続けることができます。
仮に自らの意思で止めることができたり、疲れやすいという特徴があると…きっとあなたはこの記事を読むことはなかったでしょう…
ありがとう心筋。
③平滑筋
平滑筋は、内臓や血管の壁を構成している筋肉です。この筋も自らの意志では動かせない筋であり、疲労しにくいという特徴を持っています。胃や腸などでは消化物を運ぶ働きをしており、ヒトの身体にとって重要な役割を果たしています。
以上がヒトの体を構成する筋肉の種類になります。
骨格筋は骨をまたがなくても良いところを、どうしてまたぐように設計されたのか…
心筋や平滑筋はどうして疲れることはないのか…
ヒトの身体はなんとも不思議で都合よくできています。
筋肉って、面白い!!
次回「骨格筋の世界」
運動に関係する骨格筋について、より深く解説していきます!
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