棒高跳の旅 in アメリカ・ヒューストン(来間選手編) 第2話

アメリカ遠征、第2話!


第1話を読んでいただいた方はお気づきかもしれませんが、練習以外の出来事多めでお伝えしています!


こちらでも相変わらずトラブルや経験が盛りだくさんなので、ぜひお楽しみください。





【Day.5】走り練習

走り練習とは言っても、バトラーの元に跳躍を教えてもらうために来ており、できるだけ跳躍の機会を逃したくないので、走りやウエイトなどは疲れが残り過ぎないように軽めで行っていました。


ちなみに海外では、コーチが完全に分かれており、バトラーは走りやウエイトに関して、一切関わっていませんでした。


永田コーチに走りを見てもらいながら100mを6本し、終了。


この日は日曜日で、ライス大学の陸上競技場は一般開放?されていて、芝生内で家族たちがサッカーをしている様子が見られました。


外にはバルーンの跳ねる車の遊具?もありました。

無料なのか有料なのかわかりませんが、こういったイベントがあると陸上競技や大学との距離が近づき、地域との交流も増えて応援される機会が増えるのかなと思いました。


この日からサマータイムが終わり、標準時間(冬時間)に移行しており、朝起きた時に、めっちゃ寝た感覚なのにまだ7時?!ってなって、戸惑いましたが、1時間得した気分でした。



【Day.6】跳躍練習

グリップスタンスは5拳になりました。

スタンスを狭めたことで、ポールドロップの大事さがよりわかりました。


普段と違う動きをしているため、使っている部位や負荷がかかるところも違い、負荷も大きくなりました。


無駄な力も入っているのでしょう。


治療院の伝手もないので、セルフケアを徹底していきます。


ハローに関しては、「Beautiful!!」と褒めてくれます。

その他の部分も、少し良くなっただけでオーバーに褒めてくれるので、めちゃくちゃやる気が出ます。


褒められて伸びるタイプなので、毎日楽しく練習ができています。



【Day.7】

アクティブレスト

軽く動き、流しまでやり、終了。

ポールドリルや体幹系のトレーニングをやり、明日の跳躍に備えました。


永田コーチがウエイトについて知りたいとのことで、1人でライス大学のウエイト場に行くことになったので、Wi-Fiを預け、初めてインターネットがない状態で行動をしました。


仕事がしたかったので、まずはライス大学の売店に行き、コーヒーを注文しました。


アメリカでは、コーヒーを頼むと名前を聞かれ、コーヒーができると名前を呼ばれて渡されます。


「I’m Koki」ちゃんと言えました。渡されたコーヒーには「Katy」の文字が。

Oh…発音ムズカシイ。


そして渡されたものはコーヒーではなく、キャラメルラテ...。

とても美味かったです。


家のWi-Fiで仕事をしようと一人で帰路につきましたが、引き続きWi-Fiなしで行動。


ホテルまでの運転も電波なしで記憶を頼りに帰ったが、予定していた道で帰れず、One Way(一通)のところを逆走してしまい、清掃のおじさんが大きめのジェスチャーで教えてくれ、早々に引き返すことができ、事故ることなく帰宅しましたが、本当に怖かったです。



【Day.8】跳躍練習

6歩のポールワークをした後、8歩のポールポップをしました。

左手の位置を刷り込ませるために何度も行い、感覚に落とし込みました。


リアラインの動きはまだまだできず、苦戦中ですが、新しいことへの挑戦は、成長を味わえるので、楽しみながらチャレンジできています。


夕方は初めてNBAの観戦に行きました。

レイカーズvsロケッツの試合で、生の八村塁とレブロンを見ることができ、興奮しました。



初めてプロバスケの試合を見て、集客もすごいし、熱中させるための工夫など、日本の陸上競技にはないものを多く感じました。


海外は娯楽として「スポーツ観戦」が挙げられるほど人々の生活に入り込んでいますが、人々を楽しませる工夫が見え、とても楽しかったです。


1スポーツ選手として、色々考えさせられました。


【Day.9】OFF

NASAへ。

宇宙兄弟の愛読者なのでとてもテンションが上がりました。

永田コーチと2人で行きましたが、終始テンションが上がりっぱなしで、写真も何枚も撮りました。

ライス大学のご飯会で友達になった人におすすめのツアーを教えてもらい、とても楽しめましたが、同時に英語ができると解説などもちゃんと理解でき、もっと楽しめるんだろうなと思いました。


Google翻訳でも全然なんとかなるけど、やはり英語は身に着けた方が楽しめる幅が変わって来るなぁと思った1日でした。



【Day.10】跳躍練習

バトラーコーチの70歳のBIRTHDAY!!



パーティーがあるからと聞いており、跳躍後にするのかと思っていたら、バトラーコーチの関係者が来て、我々の跳躍練習を肴に話しながら、立食パーティーをしていました。


日本にはない雰囲気とイベントに動揺しつつ、跳躍に勤しみました。

ぶっ刺さっているストローはもちろんポールを表しています。


気温が低かったので、8歩のポールポップと跳躍をしました。

ポールポップ時のポールサイズは14F180です。


本当は175がいいけど、2日前の練習で学生が折ったらしく、めちゃくちゃ頑張ってこのポール使いました。


左手の位置は徐々に良くなっており、身につき始めていますが、スイングのタイミングは気を抜くと、以前の4m40の踏切のタイミングになってしまうので、強く意識が必要です。早く自動化させたいです。


跳躍練習が終わったタイミングで立食パーティーをしていた人がちらほら跳躍を始めました。


スラックスの人やふくよかな人、様々な人が跳躍しており、それが皆ポイントを抑えていて上手だったので驚きました。



見ている人含め、非常に楽しんでやっていて、日本だと引退後に跳躍する機会やこういった集まりがないので、すごくいいなぁと思いました。


動きや意識を変えて練習を重ね、ようやく感覚が養われてきたのかなと感じています。


まだまだ成長段階です。変化を恐れず、染まっていきましょう!ではまた次回!

Boutaka Channel

「Boutaka Channel」は、全てのボウルター(棒高跳競技者)の『もっと高く跳びたい!』を叶えるために活動します! 運営:NPO法人ボウタカ

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