棒高跳の旅 in アメリカ・ヒューストン(来間選手編) 第1話


みなさん、こんにちは!

ストライダーズ所属の来間弘樹です。


今回は、2023年夏のボウタカキャンプをきっかけに、バトラーコーチのいるライス大学に合宿に行ってきました。



この記事を読んでいただければわかると思いますが、いっっっっぱい失敗という名の経験をしています。


ぜひ皆さんにこちらを読んで教訓にしたり、笑ったりしていただければと思います!




11月1日17:25(日本時間)成田発 

⇒ 11月1日15:15(US時間)IAH空港着


フライト時間11時間50分、座席は窓側、隣は永田コーチで、気の知れた関係のため、精神的には楽でしたが、機内は満席で移動もできず、腰が爆発しそうでした。


帰りは通路側にしようと固く誓いました。


機内食の量は少なめでしたが、美味しく満足でした。


機内の温度について、ロンTにパーカーを羽織り、ブランケットを掛けていたが寒く、凍えていました。


そんな中、外国人の旅客は半袖短パンでうっすら汗までかいており、代謝の違いに驚きました。



【Day.1】

IAH空港に着き、無事に入国審査を終え、Google翻訳を片手にレンタカーの受付へ。


全て支払いを済ませたはずのレンタカーでしたが、最低あと1つ保険に入らないとダメだと言われ(翻訳ではそう出て)、1カ月80ドルと言われたものを選択しましたが、756ドル(12万円弱)を請求...。


列もできており、デポジットという単語が聞こえ、返ってくると認識し、支払ったが、結局返ってこず...。

その後Airbnbで借りたホテルまで運転し、なんとか到着。


当初、アマギの石橋選手も来る予定で、2部屋3ベッドでしたが諸事情により来れず、1人1部屋だと思っていたら、2人で1部屋になっていました。金額は同じなのになぜ...。


お腹が緩いため、水道水を飲むのが怖く、コンビニで水を購入し、軟水か調べると、その水が水道水ということが発覚。美味しかったし軟水だったからOkay!


シャワーを浴びる際にボディソープしかアメニティがなく、全身用かと思い、頭も洗いましたが、永田さんとともに髪はギシギシに。


確認したら、宿泊情報のアメニティ欄にちゃんとシャンプーとリンスの記載がありませんでした。完全に確認不足です。


時差ぼけが多少あり、21時には眠くなり就寝しました。



【Day.2】

朝食後、散歩に行き、周辺を散策しました。

近くの公園には、日本にない遊具?が多くあり、年甲斐もなく永田コーチとはしゃぎました。

ライス大学に行き、アメリカで初めての練習。


飛行機で体がガチガチでしたが、温かい気候で非常に動きやすく、気分も高揚しており、楽しく練習ができました。タータンは柔らかめで関節に優しそうでした。


日系スーパーまで買い物に行き、シャンプーを買おうと手に取ると、一番安いものが14ドル(約2,100円)でした。


まだこの頃は日本の金銭感覚だったため、約4倍の値段にビビり、リンスの購入を諦めました。


トイレットペーパーを多く使い過ぎてしまい、トイレが詰まる...。

日本のトイレの素晴らしさを実感しました。


初日からのトラブル続きで、2週間後には永田コーチが帰り一人になることもあり、寝る前に不安で押しつぶされそうになりました。

早くもホームシック発動。



【Day.3】跳躍練習

アメリカでの初跳躍練習。8月のボウタカキャンプで基礎はやっていたので、曲げをやっていくことになりました。

中助走で跳躍をし、グリップスタンスを狭めていきました。


スタンスは元々7拳+2fingerでしたが、結果的に5拳+2fingerまで狭めました。

スタンスが狭く、非常に違和感を覚えますが、突っ込みまでは何とか出来ました。

左手の位置は以前よりも上にあり、ブロックポジションから改善できたので良かったです。


しかし、今までの感覚で跳躍しようとすると、ポールが伸展するタイミングがかなり早く間に合いませんでした。


ポールが立っているか定かではないタイミングでスイングをかけ始めなければならないため、恐怖でした。


動画で立っているのを確認した上で、跳躍に臨み、クリアランスまで持っていけました。

まだまだタイミングは掴めず、反発は合わない状態でこの日は終了しました。


踏切位置も近くしました。中助走で4m35くらいだったのを4m20程度まで近づけました。

遠すぎると左手がしがみつく動きになるため、今までの踏切は遠いとのことでした。


ちなみにバトラーの跳躍練習では、長くても1時間半までと決まっています。

それ以上は集中力が持たず、質の良い練習ができなくなるからです。


夜ご飯はライス大学の日本人関係者が集まるご飯会に同席でき、縁ができたため不安はかなりなくなりました。


みんな優しく、頼れる人がいることが、むーっちゃありがたかったです。



【Day.4】OFF

このアメリカ遠征でのサブテーマとして、「日本でできない経験やチャレンジすることで人生経験を積む」というのを勝手に決めていたので、オフの時間は積極的に出かけていました。


この日はHermann Parkとヒューストン自然科学博物館に行きました。


Hermann Parkは自然豊かで1日で周ると疲れてしまうくらいめちゃくちゃ広く、半分堪能したところで博物館へ。


人生初の博物館が海外となり、規模感も違い、圧倒されました。

恐竜はいくつになってもテンションが上がり、あっという間に時間が過ぎました。


帰りにPizzaを食べましたが、めちゃ美味でした。


隣の外国人女性3人は僕らの倍以上の量を1人で食べており、ここでも海外の規格外さを感じました。


修理屋さんが来て、2日目のトイレの詰まりは直りましたが、修理が雑過ぎて、流す度に流した汚水が漏れ、臭かったです。


できる限り家のトイレを使用しないよう頑張りました。


序盤からトラブル続きの棒高跳の旅、アメリカに来てまだ数日ですが、良くも悪くも日本との違いを感じました。


まだまだ続きます。また次回お楽しみに!

Boutaka Channel

「Boutaka Channel」は、全てのボウルター(棒高跳競技者)の『もっと高く跳びたい!』を叶えるために活動します! 運営:NPO法人ボウタカ

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