練習の質を高めるための学び | ボウタカキャンプ2023に参加して
こんにちは、中京大学の榎です。
8月後半で行われたボウタカキャンプは大盛況で無事に終えることができました。
講師であるコーチButlerの講義を経て、考えを改めた点を備忘録的にみなさんにシェアできたらと思っています。
キャンプを経て以下の2点について練習方法を変えてチャレンジしています。
1. 跳躍練習中に動画を見ない
これまで跳躍練習の際には選手たちで動画を撮って、見たい時には見るといったスタイルで練習を行っていました。
コーチとしては「自分で考え、挑戦できるようになってほしい」といった良い点と「改善したい点が複数見えてしまう・本質を見逃してしまい、練習の効率が落ちてしまう」といった悪い点のはざまにいて悩んでいました。
しかし、「悪い動作を学習しない」や「コーチとコミュニケーションをとる」ためにも跳躍練習中に選手が動画を見ないようにしました。
現在は、私のiPadでまとめて撮影し、良い動作ができていた動画のみをドライブで共有するといった方策をとっています。
2. 跳躍練習時間を2時間以内とする
これまで跳躍練習は2時間半から4時間ほど行っていました。
しかし、コーチButlerが指導しているRice大学では長くても1時間半で練習を終えているとのことです。
実際に2時間と決めて行うことで集中力を維持できているように感じます。
それは選手も指導者もです。
ケガをしないためにも、技術向上のためにも集中力を維持できる時間で練習を行うことが重要だと感じています。
思えば私が選手の時もコーチは2時間ほどで練習を切り上げさせていました。
そのような意図があったかは分かりませんが、質の高い練習ができていたのかもしれません。
当然、練習時間が短くなれば跳躍できる本数も減ります。
少ない本数でも練習を成立させる必要があり、必然的に1本の質も向上します。
踏み切らず駆け抜けてしまう本数やスイングできない跳躍を減らすために役立つと思います。
勘違いしてほしくないのは、量ではなく質だけを高めれば良いと考えているわけではありません。
アメリカでも跳躍練習が1時間半程度なだけで、別のコーチがスプリントやウエイトトレーニングのセッションを行っています。なんなら練習量は多いと感じていました。
そのため、量が大事な場合と質が大事な場合があると思っています。
要するに、練習内容や時期によるということです。
今回はボウタカキャンプを経て練習方法を変えた点をシェアしました。
もちろんコーチButlerの方法に盲目的になってしまって、思考停止になってしまってはいけません。日々勉強です。
しかし、全力でやってみないと分からないこともあります。
我々にも適しているのか見極めるためにも、まずはしばらくチャレンジしたいと思います。
(Writer: enoki)
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