下の手は「突っ張る」のが良い?

踏切は助走で獲得したエネルギーを、ポールに伝える重要な役割です。

今回は、より効率的にエネルギーをポールに伝えるために、踏切時の手の動きに注目してみます。


【上の手と下の手の役割】

踏切時の上の手と下の手の役割を整理してみます。 

〇上の手 

ポールを圧縮させる!(潰す方向への力を加える)  

この手が空中動作中の原動力になります。 

つまり、助走の力をポールに伝え、空中動作中さらにポールに力を加えることが出来ます。

上の手は、ポールを圧縮させる力を加える際に、非常に大きな働きをします。


〇下の手 

ポールを操作する!

もちろんポールを押し曲げようとする力も加えられています。が、この力はさほど大きくありません。  

この手の大きな役割は空中動作中に力を操作(Guide)することです。 

ポールが進む方向を決め、さらに姿勢をコントロールします。  

多くの指導現場において下の手の動きを強調する場面が見られますが、ポールを湾曲させる際に下の手の働き(ポールを押し曲げようとする力)はそれほど重要ではなさそうです。 


少し違った表現をしてみると、上の手はエンジン、下の手はハンドルだと考えるといいでしょう! 

下の手はあくまで跳躍の方向を決めるための“ハンドル”なのです。 


そのためトップ選手を見ても、下の手の動きは様々です。  

また、片手保持での跳躍を見ても、下の手よりも上の手が大きな役割を果たしていることが見て取れます。下の手に対する質問を多く頂きますが、それよりも大切なのは上の手の動きです。 


【踏切のポイント】

ここで、踏切において大切にしてほしいことが、「胸を大きく広げること」です。 

胸を大きく広げる動きが出来るようになると、助走の力をポールに伝えることに加えて、空中動作中にポールにさらに力を加えることが出来ます。


この動作を習得したい場合、手の幅を極端に狭くして跳躍を行うことが有効です。 

必然的に胸を引き伸ばされることで、胸を使ってポールを操作する動きを簡易的に再現できます。  


繰り返しますが、左手は力の方向を決め、体の姿勢を制御する役割を果たします。

必ずしも「突っ張る」必要はありません!

大切なことは上の手によって、いかに「ポールに力を伝えられるか」ということです。

そして「胸を大きく広げること」です。

踏切において、まずはこの2点が出来ているのかを確認しながら練習を行ってみてください!

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