「地味トレ」って本当に必要なの?

お久しぶりです。

今回は、中京大学大学院の榎が担当します。 

前回は、腰痛を予防・改善するためのセルフケアをご紹介させていただきました。

実践して頂けていますでしょうか?? 

今回はパフォーマンスを向上させるための考え方を皆様にシェアさせていただきます。 


みなさん,競技力を向上させるためにどのような練習をしていますか??

跳躍練習ばかりしていませんか?? 

技術トレーニングばかりしていませんか?? 

跳躍練習や技術トレーニングは、楽しくてついつい多くなっているかもしれません。

またシーズン中はどうしても技術練習が多くなってしまいます。 


しかし競技力を向上させるためには”地味トレ”が必要です。

耳が痛くなるような話ですね(笑) 

では、なぜ必要なのかを今回ご説明します。


アメリカの理学療法士であるGray Cookが2010年にパフォーマンスピラミッドを示しており、世界中で広く認知されています。

基本的な動作(Functional Movement)が土台となり、中段にパフォーマンス(Functional Performance)、競技動作(Functional Movement)が最上段に積みあがっているという考えです。


1番土台となっているのがFunctional Movement(機能的動作)であり、各関節の可動性や安定性が必要です。

ここで、各関節の求められている役割は違います。

同じくGray Cookが示しているjoint by joint theoryに基づき、それぞれの役割を果たすことが求められています。 

この理論は「ヒトの関節は大きな動きをするのに適している関節(Mobility)と、大きな動きをサポートするために安定させる関節(Stability)が交互にあり、可動性の関節が力を発揮するためには、隣り合わせになっている安定性の関節がその機能を果たしていないといけない」という考え方です。

その上にはFunctional Performance(機能的パフォーマンス)が積みあがっています。

これは、筋力やスピード、パワー、俊敏性、持久力などが当てはまります。


いわゆる基礎の部分ですね!!  

極論を話せば、スピードとパワーがあって、硬いポールで高いグリップを握っていればある程度までは跳べますし、強いです。 しかも筋力やスピードは一気に伸びず、徐々にしか向上しません。 

シーズン関係なく、常に意識し、目標をもって向上していきましょう。 


最上段にはFunctional Skillがあり、競技動作におけるスキルを指します。

競技特有の動きにおける習熟が必要で、棒高跳自体のスキルです。


このようにそれぞれの機能は上の項目の土台となっているため、下の項目が小さいと上の項目は安定せず、積み上げられません。

そのため、競技パフォーマンスは安定せず、記録が安定しなかったり、ケガを起こしたりします。


SNS等でトップ選手がアメリカにあるEXOSでトレーニングを行っているのを見かけます。

今年だとハードル選手の木村文子選手や棒高跳選手の山本聖途選手が挙げられます。

EXOSでは、パフォーマンスピラミッドを重視したトレーニングプログラムを行っています。

このようなトップ選手こそ土台となる機能的動作の重要性を理解し、取り組んでいます。 


ではどのようなトレーニングが必要なのでしょうか?? 

答えは選手によって違い、一概にこのトレーニングがいいとは言えません。 

そのため簡便に評価するツールとして、Functional Movement Screen® (FMS®) が多くの大学やスポーツ現場において実用されています。 


次回はFMS®について少しお話しできればと思います。 


最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました!! 


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今回紹介させていただいた理論も概要のみです。 

Gray CookがMovementという本を出しています。 

日本語に翻訳もされているので、詳細を知りたい方は、読んでみると面白いと思います。 

amazonで7560円(5月10日現在)です。 興味がある人はぜひ!!

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