2022年の棒高界を最も賑わせた!?大塚高校(大阪府)| みんなで繋がるボウタカリレー


2022年シーズン、インターハイ、国体を制し、秋には2選手(北田選手、渡邉選手)が5m30をクリア、春先からシーズン終了まで棒高跳界の話題の中心となり続けた大塚高校の4選手のインタビューです!


◆ 参加者

上山 友美恵

学年:高校3年生

ベスト:3m70

高校1年から本格的に競技を開始。

小学生まで体操を習っており、小学4年生の時には全国大会入賞を果たしている。 

競技に対するストイックさと体操で養った空中感覚が光る選手。


北田 琉偉

学年:高校3年生

ベスト:5m30

高校1年の冬から棒高跳を始め、わずか11ヶ月で5mをクリア!!

彗星の如く現れたネクストジェネレーションの一人。さらに高校1年では走高跳で198㎝を記録。高いポテンシャルと190㎝の高身長を活かした跳躍が魅力。 


渡邉 瑛斗(PB:5m30)

学年  :高校3年生

ベスト :5m30

2019年全中陸上では第3位、そして2022年全国高校総体では優勝!!

常に同世代のトップに立つ逸材。100mでは10秒70とスプリンター顔負けの記録を持つ。高い入りと助走スピードがピカイチの選手。



和辻 雄大(PB:4m80)

学年:高校3年生

ベスト:4m80

大塚唯一のサウスポー。近畿IH・全国IHの大舞台でベストタイをマーク。

ここぞという大一番に強いタイプ。勝負強さと粘り強さが魅力の選手。




Q1. インターハイの裏話

渡邉)優勝が確定した5m20では、1本目から手拍子をしてもらい気持ちを作ったのですが、上手く気持ちを乗せることができなかった。

北田)4m80で折れてしまったポールはMaxポールから4つも落としたものを使っていた。1日目の予選から調子を上げることができず、そのまま決勝の朝も引きずってしまい硬いポールが使えなかった。全国の舞台で体が動かなくなってしまった。

和辻)決勝の前日の晩御飯が そうめん のみで食事面での調整がしっかりとできなかった。

上山)実は試合前、全員3kmジョグをしていた。



Q2.インターハイ前・最中・後の心情

上山 )

前 自己ベストだしたろ!!ちょー前向きでした!

中 試合開始までが長い... 気持ちを切らさないようにしなければ!

後 記録は悔しいけど、入賞できて嬉しかった!

和辻)

前 楽しんだろ! 5mは絶対跳んだる!!

中 3本目が大勝負!とにかく気合いでいった。

後 勝負どころで勝てなかったことが悔しすぎた。

全員)試合後、和辻が涙を流していた。和辻が悔しさで泣けるようになったことに成長を感じた(笑)

渡邉)

前 日本1を取ることしか頭になかった   

中 アップ中雨が降っていてコンディションはよくなかったが、天候には左右されないぞ!

後 日本1の目標を達成できてとりあえず安心した。でも記録は悔しかった...

北田)

前 予選から調子が悪く、試合感がなかった。

中 ポールがあんなに気持ちよく折れるとは思ってもいなかったので、逆に笑ってしまった。その後左手が痺れて少し動揺してしまった。

後 大事な試合で調子を上げることができなかったことが自分の弱さだと痛感した。


Q3. 大塚高校の秘密の特訓・練習内容

渡邉)スプリント力が上がったことで記録も伸びた。僕は短距離の選手を倒すという目標で練習していて、それが自ずと100mの記録が伸びた要因となったと思う。高校1年の入部当時の100mのタイムは 12秒2 だったが高校3年生では 10秒70 まで伸びた。

近畿IHでは 100m・4×100R・棒高跳 の3種目出場予定でしたが、全て同じ日にちだったため、100mは棄権することになった。

上山)ポールのタイヤ押しドリルが1番いい!ツッコミ時の感覚を掴める。あとは、試合や記録会に積極的に出場し、実践回数を積めていることが何よりもいい練習になった。4月は週1回試合に出ていた。

和辻)僕も4月に記録会や試合にたくさん出たことによって5月にベストを出せたと思う。



Q4. 大塚の自慢・強み

渡邉)レベルが高いから刺激がある。

上山)全国ランキング1位がチーム内にいるから色々なことを教えてもらえる。瑛斗(渡邉)からいっぱいアドバイスをもらった!

北田)男子同士は3人とも全く跳躍スタイルが違うから、アドバイスをし合うことはない。

和辻)男子は舩津先生からのアドバイスか跳躍の動画を撮ってもらって自分で分析するかのどちらか。

全員)今の大塚のポールはとにかく ノリと勢いと気合い がとにかくすごい!!


Q5. 選手から見た顧問の先生

渡邉)的確なアドバイスをくださる。

上山)それぞれの跳躍スタイルに合わせてアドバイスをいただける。

北田)良い意味でクレイジー(笑)

和辻)とにかく日焼けしすぎている!!


Q6. 大阪の棒高跳の雰囲気

渡邉)記録会から全国大会!

北田)良い意味でも悪い意味でもアットホーム感が強い。

和辻)アットホーム感が強いので大きい試合じゃないと気持ちが入りにくい...



Q7. あなたにとっての棒高跳とは

渡邉)趣味 以上 命 未満

上山)真剣に向き合えるもの。

北田)北田琉偉の核となるもの。

和辻)棒高跳=勝負


Q8. 棒高跳を始めたきっかけ

渡邉)かっこよく跳んでいる中学の先輩に憧れ、始めた。

和辻)中学生の時、陸上部の顧問の先生からいきなり水泳の授業中に、誘われたことがきっかけ。

北田)高跳では勝てないと自分で感じたから。長距離の先生からポールしてみたら?と言われて、自分から舩津先生に頼みに行った。じつは船津先生は最初は特に乗り気ではなかった感じでした。

上山 :)中学3年の時は800mの選手で、大阪の長居で行われていた近畿IHの800mを見に行ったのですが、小学生の時に体操の全国大会で一緒になった古林さんが表彰台の1番高いところにいて、それを見て、自分も棒高跳をしたいと思い、大塚に入学して競技を始めた。


Q9. 次に行ってほしいチーム

上山 : 群馬女子!!

渡邉 : 屋島




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