コントロールテストで今の自分を知ろう!

シーズンインまで残りわずか!

シーズン前に、冬期練習の成果を測るためにコントロールテストを実施する皆さんも多いのではないでしょうか?

今回はコントロールテストについて紹介します。


【コントロールテストとは?】

コントロールテストとは、言い換えると「体力・運動能力測定」です。

小学校で実施される「身体計測」「新体力テスト」もコントロールテストと言えます。

トレーニングの現場では、これを各競技・種目の特徴に合わせて種目を選択し行います。


トレーニング現場におけるコントロールテストの目的は、大きく3つで示すことが出来ます。

① 現在の競技者の能力を把握する

② トレーニングの進捗状況を把握する

③ トレーニングの目標とする

また、競技者のコントロールテストを集約することで各競技・種目の特徴を知ることができ、タレント発掘のための指標として応用することも可能です。


【棒高跳のためのコントロールテスト】

ここでは筑波大学陸上競技部跳躍ブロックで実際に行われているコントロールテスト種目を基に、紹介します。

〈スプリント系〉

30+30m加速走、150m走、300m走

〈ジャンプ系〉

立幅跳、立三段跳、立五段跳、立五段跳(片足)、助走付五段跳

〈ばね・基礎体力系〉

RJ-index(連続で両足ジャンプを行った際の接地時間と跳躍高から算出)、垂直跳、両手砲丸投(前後)、パワーマックス(全力ペダリング)

〈筋力系〉

クリーン、スナッチ、スクワット、ベンチプレス


これらに加えて、棒高跳の種目特性を加味して付け足したい種目を紹介します。

〈スプリント系〉

20+20m加速ポール走

:ポールを保持して走れなくては、棒高跳では跳べません!!また、測定距離は助走の距離に近づけることで、より競技に見合った評価につながると思います。

〈筋力系〉

ロープクライミング(距離・スピード)

:棒高跳において肩関節伸展筋群の筋力は空中動作において重要な役割を果たすといえます。そこでこの筋群を評価するための項目としてロープクライミングを取り入れてみましょう。


また、ポーランドのジュニア選手を対象にしたコントロールテストに関するデータを見つけました。そこでは、後転倒立でのバークリア、鉄棒足上げを専門種目として実施していました。


【コントロールテストの目標値】

「コントロールテストからみた跳躍競技の種目特性および競技パフォーマンスとの関係 」(稲岡ほか,1993)を参考に、棒高跳における目標値を紹介します。


ここで示されたものはあくまで”めやす”です。

また、これらのテスト種目は直接的に競技力を向上させるものではないことを理解しなければいけません。(例:ウエイト種目は高い記録になることでマイナスの影響を及ぼすことがある)


競技者1人1人にはそれぞれに個性があります。

強みと弱点が存在します。

足が速いけど、筋力は弱い。

スプリントは強いけど、ポールを持つと弱い。

コントロールテストでは、そのような弱点を見つけ将来克服するためのきっかけになると良いでしょう。また、強みはどんどん伸ばしましょう。それが競技者としての”武器”になります。


【コントロールテストの実施に向けて】

コントロールテストは定期的に行うことで、自身の特徴に気づくことが出来、トレーニングを振り返ることが出来ます。年に1回、半年に1回、月に1回など、期間を決めて実施しましょう。


また、今回紹介したコントロールテストの種目は、大学や国のプログラムにより行われたコントロールテストです。ここに紹介したすべての項目を行う必要はありません。

日々のトレーニングのリズムを崩さないように、定期的に測定が可能な種目に絞るなどして実施しましょう。


コントロールテストの結果について、一喜一憂しすぎないようにしましょう。直近のトレーニング強度や、トレーニング内容、天候により結果は大きく左右されます。

改めて。

”めやす”として、上手くコントロールテストを活用していきましょう!

Boutaka Channel

「Boutaka Channel」は、全てのボウルター(棒高跳競技者)の『もっと高く跳びたい!』を叶えるために活動します!

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