棒高跳のルールを知ろう!(後編)
さて、前編に引き続き、後編も森田です!
後編は、学校のテスト等でもよく問題になる、
順位の決定方法を含め、少しややこしいルールを簡単に説明したいと思います。
【棒高跳の基本的なルール】
6.無効試技について
7.パスについて
8.順位の決定方法について
6. 無効試技について
棒高跳のルールを一言でいうと
3回続けて失敗すると競技終了となります。
同じ高さに最大3回まで挑戦できます。
同じ高さを3回跳ばなければならないことはなく、
パス(その高さを跳ばない)をすることができます。
無効試技(失敗)とは、バーが落下することです。
身体が当たってバーが揺れていても、バーが残れば◯となります。
〈×になる例〉
※ バーを越えていても、ポールが当たってバーが落ちてしまうと×です!
あれ?跳んだのになんで?という時も無効になる場合があるのです。
※ 垂直ラインを越えてしまった場合
ボックスの先端 垂直ラインを身体、ポールが触れてしまっても無効試技となります。
※ 選手が手でバーを安定させたり、置き直すのも×
※ 制限時間を過ぎても×
〈セーフになる例〉
※ ポールが折れた場合は、やり直すことができます。
※ 垂直ラインを越えていない場合
ポールが立たずに垂直ラインを越えずに助走路に着地した時等はセーフです。
「まだ越えてないからセーフやで!」「え!ほんまですか!ラッキィー!」
と言いながら仕切り直して跳んだことがあります。笑
7. パスについて
跳び始めの高さは選手が決めることができるので、
余裕のある選手は低い高さはパスします。
また3m90 2回×× → 4m 3回目の挑戦 になりますが、
1発で跳んで大逆転!といったことがありうるのです!
パスをうまく使うことも、戦略です。
低い高さから確実に跳んでいくのか?温存して高めの高さで勝負をかけにいくのか?
そういった駆け引きも見どころです!
8. 順位の決定方法について
最も高いバーを跳んだ選手が優勝となります。
最後の1人になった選手は、希望する高さに挑戦することができます。
最も高く跳んだ選手が複数いた場合は、
最後に越えた高さで試技数が少ない方が勝者になります。
要は、1回目で跳んだ方が強い!ということです!
もし、試技数も同じだった場合は、試技全体、それまでの失敗跳躍が少ない方が勝者になります。それでも決まらない場合はジャンプオフ(1位決定戦)になります。
(優勝以外の場合は、同順位)
〜最後に〜
改めて、ルールブックを見ていると、こんなのもあるんか!
と、さらに棒高跳の奥深いおもしろみを感じました。
時代と共にポールの材質が変わり記録もどんどん伸びて、
棒高跳界が盛り上がってきていますね!!
あまりにも高く跳べるようになりすぎたら、そのポールは禁止!とか、
少しルールを変えよう!なんてこともあるのかもしれませんね〜
私は、身長が小さいので、階級別とか、抜き選手権にしてほしいな~と思ったり、体操競技のようにEスコア(美しさ)の採点があったらおもしろいなあと妄想をしております。笑
皆さんのこんなルールがあったらおもしろいな!をぜひ教えてください!
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