【アンケート結果速報】日本の棒高跳についてもっと知りたい!


こんにちは!榎です。

先日Twitterにて配布したアンケートにご回答いただいた皆様、ご協力ありがとうございました!! Great Thanx!!


「まだだよ〜」、「そんなの知らないよ!」という、そこのアナタ!

2分くらいで終わるのでご協力いただけると嬉しいです:D



今回の記事は、アンケートを配布してから1週間経った時点(2月6日時点)での速報結果のシェアと、「なぜその質問をしたの?」、「これからどうするの?」といった疑問に、お答えできればと思います!

(アンケートで研究に同意してくれた方々の結果のみ公開します。)


① アンケートに回答してくれた方々

まず、2月6日時点でアンケートに回答してくれた方は、196名でした。

「現役競技者」からの回答が115名(59%)と最も多かったです。


また、現在の所属区分で最も多かったのは、「社会人・一般」の方が106名(54%)でした。

性別は、「男性」が173名(88%)、「女性」が23名(12%)と男性の回答が多かったです。

そもそも女性競技者が少ないことが影響しているかもしれませんね!


表1 基本情報


中学生や高校生を指導されている教員の皆さま!

今回の調査をきっかけに、より日本の棒高界に貢献できるような活動を実現していきたいと考えております。是非、生徒の皆さんに、アンケートをご周知いただけますと、大変助かります!




ここからは,棒高跳の経験がある194名の結果です


② 自己最高記録と競技歴

自己最高記録と競技歴の平均は、4.47mと9.02年でした(表2、表3)。

「自己最高記録と競技歴って関係あるのかな?」とか「どの時期(中学生や高校生)まで影響が大きいのかな?」といった疑問があり、質問に入れました。


ここ数年、種目の早期専門化が進んでいるように感じています。

専門化とその年代、タイミングによって、どのようないい影響・悪い影響があるのか、今後の調査で明らかにできればと思っています!


表2 自己最高記録


表3 競技歴


③ 棒高跳の踏切脚

踏切脚は、左脚が182名(93%)、右脚が12名(7%)でした。

ほとんどの方が左脚踏切ですね!

これまで、実際にどのくらいの人が右脚踏切なのかは分かっていませんでした。

もしかしたら、右脚で踏み切る方が得意だけど、左脚で踏み切りをしている人がいるかもしれませんね。



実際に私も、棒高跳を始める前はハードルをやっていましたが、当時は右脚で踏み切っていました。しかし、棒高跳の先輩たちが左脚踏切だったことや、先生から左脚で踏み切りなさいといった指導があり、左脚踏み切りになりました(笑)


右脚踏切の競技者を教えることは難しいと感じている指導者の方もいるのかもしれませんね!この辺りも、引き続き調査できると良いと考えています:D


④ 踏み切れない病

「踏み切れない病になった経験があるか」について、答えてもらいました。

その結果、踏み切れない病になったことがある人は124名(64%)、ない人は70名(36%)でした。

半数以上の人が踏み切れない病になったことがあるみたいですね・・・



しかし、そもそも「踏み切れない病」ってどんなものなのでしょうか?

実は、今のところ、はっきりした定義がないのです。


さらに、踏み切れない病で苦しんでいる人はどのくらいいるのか?また、どのくらいの期間悩んでいるのか?そして、どんなことをしたら解決できているのか?等、明らかにすることで、多くのボウルターの助けになるのではないかと思っています!


今回の質問項目に入れたのは、調査の入り口。ここから深堀していきます(笑)

皆さま、引き続きのご協力お願い致しますm(_ _)m


⑤ その他のスポーツ歴

陸上競技の他にスポーツに取り組んでいた経験があるかをお聞きしました。

その結果、取り組んだことがある人は151名(78%)、ない人は43名(22%)でした。



「陸上競技以外のスポーツの経験が棒高跳に良い影響を与えているのでは?」と思っています。「経験してきたスポーツ種目とパフォーマンスとの関連性」のような点も、今後の調査で明らかにできればと思っています!


⑥ 棒高跳以外の種目歴

さらに、棒高跳を始める以前から陸上競技種目に取り組んでいたかを、お聞きしています。

その結果、取り組んでいた人が163名(84%)、そうでない人が31名(16%)でした。



これもスポーツ歴と同様に、他種目の経験が、棒高跳のパフォーマンスに影響を与えている可能性があるのかなと思います。


実際に私も棒高跳を始める前には,110mHをやっていました。

他種目から変更することで、その種目で得られた能力が、棒高跳でも活きていることもあるかと思います。

なかなか、棒高跳を初めての陸上競技種目として選択できる環境も少ないかもしれませんけどね・・・


⑦ 兼業種目

ここでは、現役競技者とその他の方と違う質問を行っています。

現役競技者には、「2019年・2020年の2シーズンにおいて、棒高跳以外で試合に出場した種目はありましたか?」とお聞きしています。

その結果、「はい」と回答した競技者が74名(64%)、「いいえ」と回答した競技者が41名(36%)でした。

その他の方には、「棒高跳を始めてから、同じシーズンにおいて試合に出場した、その他の陸上競技種目はありましたか?」とお聞きしています。


その結果、「はい」と回答した競技者が70名(89%)、「いいえ」と回答した競技者が9名(11%)でした。



この棒高跳と兼業している種目の方が、その他のスポーツ歴や棒高跳以外の種目歴よりも、パフォーマンスに影響していると考えています。


これまでの経験の中で、棒高跳と兼業している種目として多い印象なのは、ハードルや、三段跳などの跳躍系種目です。ただ、珍しいところで言うとやり投げなどをやっている事例もありますね。

皆さんがどんな種目を兼業しているのか、更なる調査をしたいと思います!




最後に、アンケートに合わせて、多くの皆さんからのコメントも頂いております。

たくさんの有り難いお言葉をいただき、とても感謝しております。


これまで3年間、Boutaka channel として活動をしてきましたが、改めて、多くの皆さんに応援していただけていることを実感しました。

また、コメントの中には、今後の活動へのご提案もありましたので、是非とも参考にさせていただきます。急に、Boutaka Channel よりご連絡があるかもしれませんので、その時は、どうぞご協力ください。


それでは、今後ともよろしくお願いします!


まだ未回答の方の中で、「アンケートに回答してもいいよ!」という方は、下記からお願い致します。


そして改めまして、中学生や高校生を指導されている教員の皆さま!

是非、生徒の皆さんに、アンケートをご周知いただけますと、大変助かります!

どうぞ、よろしくお願いいたします。

Boutaka Channel

「Boutaka Channel」は、全てのボウルター(棒高跳競技者)の『もっと高く跳びたい!』を叶えるために活動します! 運営:NPO法人ボウタカ

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