【川辺Pが行く】ボウタカ旅 in スイス 第2話「City Event編」
前回は日本からスイスに渡り、メディアとしての活動を始めるところまでをお届けしました。
今回は、旅の最大の目的であるCity Eventについてお伝えします!
Day.4
ゆっくり起きて、まずは美術館へ。
難しかったですが、東京駅の絵があって興奮しました!
その後お昼を食べて、ゆっくり会場付近へ向かいました。
するとなんと、オビエナがいました。
勇気を出して話しかけ、ステッカーをお渡しし、ツーショットを撮らせてもらいました!!
聖人のように優しい人でした…
会場付近には3時間前なのにパラパラ人がいました。
2時間前になると、すでにゲートの前にたくさんの人が待っていて、熱気がだんだん高まってきました。
さて、ついに入場です。
ゲートが開くと、みんな走って最前列をとりに行っていました。
選手も続々と集まってきて、最初に来たのはニルセンとサムたちのアメリカ組でした。
アップでみんな走ってるのですが、速いこと速いこと。
そんな感じでイベントの開始が近づいて来て、僕はライター用のメディアスペースへ向かいました。
するとこれがめっちゃ狭い。
狭いし、全然入らせてくれないし、椅子もないしという感じでした。
それで、周りの外人記者と文句を言ってたらなんかめっちゃ仲良くなれました。
ちなみにパソコンを開く必要はまったくなかったのですが、周りの記者たちが開いていてかっこよかったので僕も開いておきました笑
アップが始まると、もう大歓声です。
地元選手とカラリスとラビレニには一段と大きい声援がでます。
そこへ、大歓声がわき、現れたのはデュプランティス。
他の選手に比べてアップが極端に少なく、すぐ終わってました。
そしてイベントが始まりました。
イベントが始まって最初に思ったのは、とにかくいい意味でうるさいということです。
音楽は止まることを知らず、司会みたいな人がいるんですけど、その人が跳躍ごとに拍手を観客に煽るんです。
僕の知っている試合はそこにはなく、とにかくお祭りみたいでした。
地元選手も一人参加してたのですが、その選手が跳んだ時の大歓声はすごいものでした。
また、ラビレニがSBを更新して5m72cmを跳んだときは、地面が揺れました。
コーチ席の真横に立ってたので、目の前にサムやカーティスがきます。
コーチや選手はめっちゃ声でかいです。
ちなみに、国際映像に僕が何度か映り込んでたそうです、やったね。
試合は、とにかくテンポよく進んでいきます。
ほんとに目線をそらす時間がないくらい、ポンポン進行していきます。
試合が終わってしまった選手には、その場でインタビューです。
これもなかなかおもしろい…
僕が一番興奮したのは、サム・ケンドリクスです。
なにが良かったのかと言うと、実はこの試合、選手それぞれが登場曲のようなものを持っていて、それぞれ跳ぶ時には違う曲が流れるんです。
そしてサムは、『Bones』という曲をかけるのですが、なんと跳ぶ直前にDJに合図をしてて、跳ぶ時に必ずサビでくるんです。
これはまじで鳥肌です!ほんとにかっこよかったです。
この日は向かい風が強かったこともあってみんなあまり記録がよくありませんでした。
6mを跳んだのもモンドだけでした。
一人を残して全員が競技を終え、モンドは6m15cmの大会新記録に挑戦です。
二回目には珍しく駆け抜けるなど、かなりきつそうでしたが、3回目で見事クリアしてきました。
さすがです。
かっこよすぎる。
スタンド席には彼女さんもいらっしゃって、今回もモンドの圧勝で試合は幕を下ろしました。
イベントが終わり、めちゃくちゃお腹が空いていたので一旦帰ろうとしたんですが、ミックスゾーン(取材できるとこ)に行けるかもということで、行ってみることにしてみました。
さっき話した記者が中にいて、なんとか入れないかうろちょろしてたら、入り口らしきところを見つけました!
でかい黒人がサングラスをかけて仁王立ちしてて、怖かったですが行ってみることに。
なんか言われたので、I'm writerと連呼しました。
すると、認証カードをもらえて中に入れました。
入ると目の前にはサムが。
周りの記者たちは大人だらけで何を話してるかどうすればいいのかもわからず、緊張で震えていました。
色々お世話になったメディア担当のドミニクがいたので、とりあえずお礼を言いました。
笑顔で対応して色々言ってくれて、嬉しかったです。
するとスタッフが来て、記者たちはグループで質問して的なことを言われました。
そして、僕の真横、ほんとに肩が何度も触れる感じで横に来たのは、デュプランティスです。
がちで手が震えました。
外国人の記者たちが質問をしていって、僕はなんて言ってるかもわからず、ただボイスレコーダーを録ってました。
ほんとはカメラで撮りたかったのですが、まわりがみんなボイスレコーダーを使っていて雰囲気的にそんなことはできず、惜しいことをしたなと思いました。
すると、スタッフが次で最後の質問にして的なことを言いました。
来たと思って「はい!はい!」と主張しました。
すると、他の大人たちも手をあげてたんですが、横に居たからかモンドがOKって言ってこっちを見てくれました。
カタコトですが、なんとか質問を伝え、無事に日本のファンへのメッセージを聞き出せました!
以下、モンドからのメッセージです!
「前回の東京オリンピックもとても楽しかったですが、パンデミックということもあり、経験できなかったものがありました。美味しい食べ物や素晴らしい文化がある国なので、そういったものも今回は楽しみたいです。東京で跳ぶことを楽しみにしています!」(川辺訳)
そして、ステッカーも渡せて、最後にamazingって言って僕の肩を叩いてくれました。
もう最高です。
すごかったです。
永遠に感じました。
その興奮が冷め止まぬまま、地下鉄に乗り、ホテルへ戻りました。
時間も遅かったのでマックにしたのですが、ご褒美にアップルパイを頼んじゃいました。
最高の18歳の誕生日でした。
ほんとにえぐかったです。
次回、ついに旅が終わりを迎えます!
お楽しみに!
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