棒高跳の旅 in アメリカ・ヒューストン(来間選手編) 第3話


第3話では、いよいよ永田コーチが帰国し、1人で過ごすアメリカ生活に突入します。


急遽ルイジアナ遠征もしてきました!

棒高跳に関しても、成長と変化が1番実感できた章です!


前回までの記事はこちら


【Day.11】OFF

久し振りに何も予定のないOFFを過ごしました。


とはいっても仕事は多少しましたが、アメリカに来てから、練習はもちろん、それ以外の時間も非常に充実させていたため、こういった息抜きの時間も大切だなと思いました。


夕食はおすすめされたBBQのお店「The Pit Room」に行き、ステーキを食べましたが、美味しすぎました。


店員さんはかなりきつめで、英語も早く注文時は苦戦しましたが、でもそれを乗り越えてよかったと思うくらい美味しく、アメリカのお店にしては比較的安価で最高でした。



【Day.12】跳躍練習:8歩ポールポップ後、中助走で跳躍

初めて反発のタイミングが合い、上に反発をもらうことができ、バトラーからBig Goodをもらえました。


その後もバトラーが唯一知っている褒める時の日本語「いいよー!!」をもらうことができ、大きな1歩を進められた1日となりました。


ポールとしては、中助走で15F175なので、日本にいた時よりもかなり柔らかいポールですが、「このポールでここまで反発がもらえるのか」と感じるくらい跳ね方が違い、新しい技術を習得すれば必ず自己ベスト更新に繋がると確信した日でした。


グリップスタンスは4拳+3fingerに!



【Day13】アクティブレスト

永田コーチを空港へ送迎し、帰路へ向かいましたが、速攻で道を間違え、空港のパーキングへ。


アメリカに来て2週間経ち、だいぶ経験も積んでいるので、従業員に間違えたことを話し、無事無料で脱出。


一人になり心細いですが、やるしかないので、生きて帰ることが目標になりました。



【Day.14】跳躍練習:8歩のポールポップ後、中助走の跳躍練習

8歩のポールポップの着地で膝を軽度の捻挫し、めちゃくちゃ焦りましたが、10分くらい休むと走れるようになったので、一安心しました。


アメリカまで来て怪我をするのは本当に嫌だったので、軽度で良かったです。


ハーフスクワット以上深く曲げると、痛みと脱力感が強く、これ以降ウエイトは諦めました。



14F180でポールポップをしており、硬かったけどギリギリできるので継続していましたが、やはり適正があるので、無理をするのは良くないと再確認しました。


こういった怪我に繋がるので、集中力も高く持ち、道具も選びながら練習していきこうと思いました。



【Day.15】OFF

人生初美術館に行きました。

なんか凄かった、それ以外わかりませんでした。


まだまだ感性を磨いていかなきゃなと思うとともに、帰国後に日本の美術館にも行ってみようと思いました。



今までやってきたことがない、全く新しいことに触れることは、わからないことも含めて楽しいなと思えたので、どんどん触れていこうと思います。


【Day.16】ポールドリル

エラスティックからリアラインの練習として、柔らかいポールを使って、ドリルを行いました。



ドリルでさえ、上手くできず、左手の使い方がまだわからないので、跳躍に落とし込むためにドリルを何度もやらなければなりません。


イシンバエワ選手は40分かけてドリルをしてから跳躍練習に移っていたなど、ドリルの大切さ、基礎の大切さも知りました。


継続していきます。



【Day.17〜19】ルイジアナ遠征へ。モーガン選手と練習

練習場に行く前に、デュプランティス親子とバトラーがよく合っていたカフェに寄り、そこでコーヒーを1杯飲みました。


そこそこミーハーなので、かなりテンションが上がりました。


練習場所である室内練習場へ到着しました。


こちらの施設はモーガン選手の父親が経営している、ベルドームのような棒高跳ができる施設で、隣にはモーガン選手の母親が経営する体操競技場がある、棒高選手にとっての楽園のような施設でした。


<1日目> ポールポップ、中助走跳躍

中助走跳躍ではグリップをかなり高いところまで上げることができたので、15F175から16F170にポールチェンジをしました。


日本では主流の15.7Fは海外ではあまり流通しておらず、16Fへの移行になりました。

16Fの立ち具合がかなり微妙で、非常に苦戦しました。


ただでさえ、立つか不安な状態でスイングをかけないといけないため、本当に立つか不確定なポールでの跳躍練習は恐怖でしかなく、1日目に最後までやり切れた本数は数本でした。


跳躍練習が終わり、モーガン選手の父親の家に泊まり、初めてプールの中でポールの練習をやりました。



クリアランスの練習でしたが、水の抵抗で普段と勝手が違い、まっすぐ進むのが難しかったです。


まっすぐに進むためにどこの筋肉を締めて、どう方向付けすればいいかなど、普段と違う角度の練習や意識で楽しかったです。


気温は21度と低かったけど、楽しさでごまかしました。


モーガンパパが振舞ってくれたステーキが絶品過ぎました。

ザリガニのソースがかかっていて、それも美味しかったけど、今まで食べたステーキの中で断トツ優勝でした。


<2日目> アクティブレスト、基礎練習:ポールドリル

ルイジアナの高校生たちへのバトラーのセッションを見学しました。


高校生の上手さというか跳躍の完成度で言うと、日本の高校生の方が勝っていると感じましたが、僕が会得したい動きなどをこの年から指導してもらえることがすごくうらやましく思いました。


セッションでは、2人組でやるものが多く、創造性の高い練習、左右逆にしてやる練習が多く、ボディコントロールも養われる練習が多かったです。


朝食で海外のあまーーいドーナツを頂き、遠征中にやりたいことの1つが叶いました。

僕はコーヒーがないと絶対に食べられない甘さでしたが、コーヒーがあったので美味しく頂きました。


夜ご飯はモーガン選手の旦那さんがチリ料理を振舞ってくれました。

至れり尽くせりで非常に幸せでした。


みんな初めましての日本人にとても優しくしてくれ、自分もこうなりたいと思いました。


<3日目>ポールポップ、中助走跳躍

疲労もあり、15F175がちょうどいい立ち具合になり、良い練習ができました。


高いグリップ位置を持てると、反発も上にもらいやすくなるので、グリップを上げていけるよう、1つ1つの動きを早くマスターしたいと思いました。


最初ルイジアナに誘われた時は、行った方が良いことはわかっていながらも、現状にすら慣れておらず、不安しかないため、返事を躊躇っていましたが、結果的に非常に良いルイジアナ遠征で行ってよかったです。



失敗してもそれが経験になり、チャレンジすることで何かしら得ることができるので、積極的にチャレンジしていこうと思いました。


アメリカ遠征に挑戦したことで、当初予定になかったオリンピック選手との練習など、貴重な経験が舞い込んできました!


何事もチャレンジあるのみです!

Boutaka Channel

「Boutaka Channel」は、全てのボウルター(棒高跳競技者)の『もっと高く跳びたい!』を叶えるために活動します! 運営:NPO法人ボウタカ

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